Marsalis Standard Time, Vol.1

ジャズを様式美として捉え直し、その枠内で自らの表現解釈を提示する。自由度を増していったモダンジャズの境界線を改めて、定義付けた点こそが彼の功績であり、この盤もその意味合いでは、極めて強力な一枚だろう。クラシカルなジャズとして80年代以降のベンチマーク的な作品だ。
1ナイス - コメント(0) - 03月14日

それらを抜きにしても、音の抜けの良さと新世代によるアコースティックなモダンジャズの王道たる演奏は非常に鮮烈だ。リーダーのウィントンの技量もさることながら、サイドメンのピアノやリズム隊も負けず劣らず、エネルギッシュなプレイで華を添える。特にピアノはトランペットともにこの盤を牽引する
1ナイス - コメント(0) - 03月14日

先人たちの名演を踏まえ、それを解釈して、新たなプレイを生み出す。良く言えば新解釈、悪く言えばスキ間縫い。その辺りが新伝承派の功罪が表れる点なのだろうが、ジャズそのものを考察・研究し、実践するそのアプローチはかつてなく理知的なものといえるだろう。そういう面では様式美的でもある。
1ナイス - コメント(0) - 03月14日

印象としてはとにかくスタイリッシュだ。コンボジャズの黄金期から感じられる、荒唐無稽さというか荒くれものたちが繰り出す粗野でエネルギッシュな熱気とは違う、気品と知性が送り出すテクニカルなパッションが漂い、従来のモダン・ジャズから「新解釈」をしているところに新しさを感じる。
1ナイス - コメント(0) - 03月14日

85年録音盤(リリース自体は87年)。80年代ジャズ新世代、いわゆる新伝承派とされるトランペッターによるジャズ・スタンダード集。フュージョンの勢力がまだ強かった(なおかつジャズそのものの勢力が弱かった)時代にあえて直球勝負のジャズを繰り出してきた挑戦的な作品だろう。
1ナイス - コメント(0) - 03月14日

ログイン新規登録